Skip to main content

試作捌(八):7マス | 本体部分

Store.Alaudae.JPオリジナルのフォル編みで作る、菱形模様が美しいハンドメイド作品。幅15mm×長さ27mの素材を2本使って、本体と持ち手部分を編み上げます。ここでは初心者の方でも作りやすいように、本体部分を丁寧な手順で作り方を解説します。
この編み図は、作品を作るために図と文字で説明しています。図面をパソコンやスマートフォンにダウンロードし、お好みの用紙に印刷してご使用ください。編み図を見ながら一つひとつの工程を確認することで、よりスムーズに作品作りを進めることができます。
縦横27本のPPバンドを組み込んだ状態

フォルトゥナ編み技法の始まり

組み込みの準備 -その1-
-その1-からの続き、フォルトゥナ編みの技法解説
ここまで、一般的な編み込みの方法をご紹介してきました。
いよいよ、今回のメインである"フォルトゥナ編み"のテクニックに入っていきます。
より美しい仕上がりを目指すため、 組み込み作業の前に、組み込みやマス目の位置をしっかりと把握しておきましょう。
印をつけるなど、作業しやすいように準備を整えてください。
ここから、フォルトゥナ編みならではの繊細なテクニックを一つずつ解説していきます。
・ご自身のペースで、じっくりと編み進めていきましょう。
印付け位置の状態

印付けの説明

組み込みの準備 -その2-
これから、編み物をより美しく仕上げるための重要な作業、印付けを行います。
印をつける場所は、編み図のD1-E1、D5-E1、D1-E5、G1-F1、G5-F1、G1-F5の6箇所です。これらのポイントは、後ほど行う内側の組み込みの際に、パーツの位置を正確に確認するために必要不可欠な目印となります。
なぜ印をつけるのか?
・印をつけることで、編み図と実物の対応が一目で分かりやすくなり、作業の効率がアップします。また複雑な位置の場合でも、どの部分を組み込むべきかが明確になり、間違いを防ぐことができます。
印付けの注意点
正確な位置: 編み図や画像をよく見て、指定されたマス目に正確に印をつけてください。
見やすい印: 印は、目立つ色やマーカーなど、見やすいものを選びましょう。
慎重に: 印をつける際は、素材を傷つけないように(マスキングテープやシールを貼り)優しく扱ってください。
まとめ
・印付けは、一見手間がかかる作業に思えますが、美しい作品を作るための第一歩です。画像と編み図を参考に、丁寧に印付けを行いましょう。
クリップ固定位置の例

組み込みズレ防止の固定について

組み込みの準備 -その3-
作業の注意点
ここからは、編み物を動かし作業するため、両面テープから外してクリップ、PPバンドとヘアゴムの組合せでの固定方法に切り替えます。
なぜ固定が必要なのか?
組み込み作業の安定化: 特に最初は、組み込みの位置がわからなく、作業してる内に最初に綺麗に詰めたマス目が開いてしまうからです。
作業効率の向上: 固定することで、編み物がズレたり、形が崩れたりするのを防ぎ、スムーズに作業を進めることができます。
固定方法と位置
画像を参考に、クリップを固定しましょう。
B7-B10周辺: 最初に組み込む部分なので、全て外します。
B27-B39周辺: 次に組み込む部分も、同様に全て外します。
B10-B10とB36-B36: この2点は、作業始めるまで固定します。
PPバンドとヘアゴムの組合せで固定: 型崩れを防ぐ為に多めで固定します。
固定する際のポイント
強すぎない固定: 素材が傷つかない程度で優しく固定しましょう。
位置の確認: 画像のように固定するか、慣れるまで最初は多めに利用しましょう。
必要に応じて調整: 作業を進める中で、固定の位置を調整したり、外す必要がある場合があります。
まとめ
・この固定作業は、美しい作品を作るためにとても重要な工程です。最初の編み込みが無駄にならないよう画像を参考に、丁寧に固定を行いましょう。
補足
クリップ、PPバンド、ヘアゴムの選び方: 自分が使い慣れた、適切な固定具を選びましょう。
作業の進め方: 邪魔になりそうなら固定位置を変えるか、少しずつ外しながら、作業を進めていくと良いでしょう
斜め視点の画像とB7-B10周辺、B27-B39周辺の全体画像
斜め視点の画像
斜め視点の画像
B7-B10周辺の拡大画像
B7-B10周辺の拡大画像
B27-B39周辺の拡大画像
B27-B39周辺の拡大画像
  • 斜め視点の画像
  • B7-B10周辺の拡大画像
  • B27-B39周辺の拡大画像
A18-Ǎ18間からA22-Ǎ22間をB39上面まで出した状態

フォルトゥナ編みの折り込み開始!

組み込みの準備 -その4-
いよいよ、フォルトゥナ編みの工程に入ります。
この工程では、作品を立体的に仕上げるために、B27-B39間を内側に折り込む作業を行います。
折り込み前の準備
より分かりやすくするために、まずA18-Ǎ18間からA22-Ǎ22間までのB27以降の素材を、画像のように配置します。
具体的には、
横方向の5本の素材: A18-Ǎ18をF6-G1、A19-Ǎ19をF5-G2、A20-Ǎ20をF4-G3、A21-Ǎ21をF3-G4、A22-Ǎ22をF2-G5にして、すべてB39まで上面に出します。
縦方向の5本の素材: A18-Ǎ18をF1-G5からB39まで、A19-Ǎ19のF2、A20-Ǎ20のF3、A21-Ǎ21のF4、A22-Ǎ22のF5をG6からすべてB39まで上面に出します。
このようにすることで、次の折り込み作業がしやすくなります。
折り込み作業へ
・準備が整ったら、いよいよB27-B39間を内側に折り込んで編み込んでいきます。
ポイント
・画像を参考に、丁寧に作業を進めてください。
・素材がバラけないように、注意しながら作業しましょう。
次の工程では、どの部分を折り込んで、どのように編み込んでいくか説明します。
まとめ
・この工程では、フォルトゥナ編みで立体的な作品を作るための重要な準備段階となります。
・画像を参考に、理解してから一つ一つの手順を丁寧に進めていきましょう。

横素材の組み込み開始

組み込み:横側 -その1-
まず、横素材A18-Ǎ18を他の素材に通していきます。
通し込み位置: A18-Ǎ18の部分を、記号F6にある横素材A16-Ǎ16横素材A14-Ǎ14の間に通します。
作業の効率化: 可能であれば、横素材A12-Ǎ12も一緒に通しておくと、後の作業がスムーズに進みます。
ポイント
素材の位置: 各素材の位置を正確に把握することが大切です。図面や指示書をよく確認してください。
全体のイメージ: 完成後の状態をイメージしながら作業を進めましょう。こうすることで、より効率的に作業を進めることができます。

横素材組み込み手順:二本目

組み込み:横側 -その2-
1. 通し位置: A19-Ǎ19の部分を、記号F7の位置に移動し、すでに設置されている横素材A17-Ǎ17A15-Ǎ15の間に通してください。
2. 作業効率化: 作業効率を上げるために、横素材A13-Ǎ13も一緒に通すことをおすすめします。これにより、後の作業工程をスムーズに進めることができます。
注意:
・素材を組み込む際は、周りの素材に傷をつけないように注意してください。
・各素材の位置がずれないように、しっかりと固定してください。
まとめ:
・横素材の組み込みは、作業手順を間違えると、後の工程に影響が出る可能性があります。図面や指示書を参考に、一つ一つの作業を丁寧に進めていきましょう。

横素材組み込み手順:三本目

組み込み:横側 -その3-
ようやくコツが掴めてきた頃でしょうか?
二本の横素材を組み込む作業は、手順を繰り返すことで、だんだんとスムーズに進められるようになったことと思います。それでは、三本目の横素材に取り掛かりましょう。
1. 通し位置: A20-Ǎ20の部分を、記号F8の位置に移動し、すでに設置されている横素材A16-Ǎ16A14-Ǎ14の間に通してください。
2. 作業効率化: これまでの作業と同様に、横素材A12-Ǎ12も一緒に通すと作業効率が向上しますが、このあたりになると固定バンドが邪魔になることがあるため、無理に同時に行う必要はありません。安全に作業を進めることを優先しましょう。
注意点
固定バンド: 固定バンドの位置に注意し、邪魔な固定バンドの位置を変えたり、追加したりしてください。
歪み: 素材を無理に曲げたり、ねじったりすると、歪みが生じる可能性があります。優しく丁寧に作業を進めてください。
ポイント: 焦らず丁寧に: 作業を急がず、一つ一つの手順を確実にこなすことが重要です。
まとめ
・三本目の横素材も、これまでの手順と同様に慎重に進めていきましょう。図面や指示書をしっかりと確認しながら、一つ一つの作業を丁寧にこなすことが大切です。

横素材組み込み手順:四本目

組み込み:横側 -その4-
作業が佳境を迎えていますね!これまでの作業で、横素材の組み込みのコツを掴んでこられたことと思います。しかし、組み込んだ部分が捲れてきたり、マス目がズレてしまったりと、作業が少し難しくなってきているかもしれません。慎重に作業を進めましょう。
1. 通し位置: A21-Ǎ21の部分を、記号F9の位置に移動し、すでに設置されている横素材A17-Ǎ17A15-Ǎ15の間に通してください。
2. 固定: この段階からは、作業効率よりも、組み込んだ部分がズレないように固定することを優先しましょう。クリップやPPバンドなどを利用して、今まで通した部分をしっかりと固定してください。
ポイント
固定: 組み込んだ部分は、しっかりと固定することで、後の作業でズレたり、捲れたりするのを防ぎます。
慎重に: 組み込む際は、素材を傷つけたり、歪ませたりしないように、優しく丁寧に作業を進めてください。

横素材組み込み手順:最終工程

組み込み:横側 -その5-
いよいよ最後の横素材の組み込みですね!これまでの作業で、横素材の組み込みのコツを掴んでこられたことと思います。最後の仕上げです!
1. 通し位置: A22-Ǎ22の部分を、記号F10の位置に移動し、すでに設置されている横素材A16-Ǎ16A14-Ǎ14の間に通してください。
2. 固定: この段階からは、作業効率よりも、組み込んだ部分がズレないように固定することを優先しましょう。クリップやPPバンドなどを利用して、今まで通した部分をしっかりと固定してください。
ポイント
最終確認: すべての横素材が、図面と指示書の通りに組み込まれているか、最終確認を行いましょう。
固定: 組み込んだ部分は、しっかりと固定することで、後の作業でズレたり、捲れたりするのを防ぎます。
まとめ
これで横素材の組み込み作業は完了です!
コツを掴み、丁寧に作業を進めていただければ、難しい作業ではありません。最後の横素材の組み込みも、これまでの手順と同様に慎重に進めていきましょう。図面や指示書をしっかりと確認しながら、一つ一つの作業を丁寧にこなすことが大切です。

縦素材組み込み開始

組み込み:縦側 -その1-
ようやく縦素材の組み込みですね!これまでの横素材の組み込み作業で培った技術を活かして、今度は縦方向に素材を組み込んでいきましょう。作業の流れは横素材とほぼ同じです。
1. 最初の縦素材: まずは、縦素材A18-Ǎ18から組み込んでいきます。
2. 通し位置: 縦素材A18-Ǎ18を、記号G6の位置に移動し、すでに設置されている縦素材A17-Ǎ17縦素材A15-Ǎ15の間に通します。
3. 作業の効率化: 可能であれば、縦素材A13-Ǎ13も一緒に通しておくと、後の作業がスムーズに進みます。
ポイント
位置確認: 各素材の位置を図面や指示書でしっかりと確認し、正確に組み込んでいきましょう。
変形に注意: 組み込む際に素材が丸まってしまうことがあるので、マス目がずれないように注意が必要です。
まとめ
・縦素材の組み込みは、横素材の組み込みと基本的な作業は同じです。これまでの経験を活かして、丁寧に作業を進めていきましょう。

縦素材組み込み手順:二本目

組み込み:縦側 -その2-
先ほど一本目の縦素材を組み込みましたが、二本目も同様に進めていきましょう。
1. 通し位置: A19-Ǎ19の部分を、記号G7の位置まで移動させ、すでに取り付けられている縦素材A16-Ǎ16A14-Ǎ14の間に通してください。
2. 作業効率化: 作業効率を上げるために、縦素材A12-Ǎ12も一緒に通すことをおすすめします。これにより、後の作業工程をスムーズに進めることができます。
注意
・素材を組み込む際は、周りの素材に傷をつけないように注意してください。
・各素材の位置がズレないように、しっかりと固定してください。
・組み込む都度、素材が丸まってくるため、マス目がズレないように注意が必要です。

縦素材組み込み手順:三本目

組み込み:縦側 -その3-
作業も終盤に近づき、平面物が形になってきたのではないでしょうか。今回の作業で、より立体的なイメージが掴めるはずです。
1. 通し位置: A20-Ǎ20の部分を、記号G8の位置まで移動させ、すでに取り付けられている縦素材A17-Ǎ17A15-Ǎ15の間に通してください。
2. 固定位置: この辺からは、周辺の素材も組み合わせて、クリップやバンドなどで今まで通した部分を緩ませないように固定していきます。
注意点
固定バンド: 固定バンドの位置に注意し、緩みそうな場合は固定バンドの位置を変えたり、追加したりしてください。
歪み: 素材を無理に曲げたり、ねじったりすると、構造全体に歪みが生じる可能性があります。優しく丁寧に作業を進めてください。
焦らず丁寧に: 作業を急がず、一つ一つの手順を確実にこなすことが重要です。
図面と指示書を必ず確認する: 作業を進める際は、常に図面と指示書を照らし合わせながら作業を進めてください。

縦素材組み込み手順:最終工程

組み込み:縦側 -その4-
いよいよ、フォルトゥナ編みの底辺部分の組み込み作業も大詰めです。最後の2本の素材を取り付けることで、この工程が完了し、作品の土台が完成します。
1. 通し位置: まず、縦素材A21-Ǎ21を、図面の記号G9の位置まで移動させ、すでに取り付けられている縦素材A16-Ǎ16A14-Ǎ14の間に丁寧に通してください。
2. 固定: 次に、周辺の素材と組み合わせて、クリップやバンドなどでしっかりと固定しましょう。この際、素材に傷をつけないように注意し、構造が安定しているか確認してください。
3. 通し位置: 続いて、縦素材A22-Ǎ22を、図面の記号G10の位置まで移動させ、すでに取り付けられている縦素材A17-Ǎ17A15-Ǎ15の間に通してください。
4. 固定: こちらも、周辺の素材と組み合わせて、クリップやバンドなどでしっかりと固定しましょう。
注意点
素材の取り扱い: 素材を無理に曲げたり、ねじったりすると、作品全体に歪みが生じる可能性があります。優しく丁寧に扱ってください。
固定の確認: クリップやバンドで固定した後は、しっかりと固定されているか確認し、緩んでいる部分があれば再度固定し直してください。
組み込み:縦横の全体画像
フォルトゥナ編みの折り込み開始!
フォルトゥナ編みの折り込み開始!
横素材の組み込み開始
横素材の組み込み開始
横素材組み込み手順:二本目
横素材組み込み手順:二本目
横素材組み込み手順:三本目
横素材組み込み手順:三本目
横素材組み込み手順:四本目
横素材組み込み手順:四本目
横素材組み込み手順:最終工程
横素材組み込み手順:最終工程
縦素材の組み込み開始
縦素材の組み込み開始
縦素材組み込み手順:二本目
縦素材組み込み手順:二本目
縦素材組み込み手順:三本目
縦素材組み込み手順:三本目
  • フォルトゥナ編みの折り込み開始!
  • 横素材の組み込み開始
  • 横素材組み込み手順:二本目
  • 横素材組み込み手順:三本目
  • 横素材組み込み手順:四本目
  • 横素材組み込み手順:最終工程
  • 縦素材の組み込み開始
  • 縦素材組み込み手順:二本目
  • 縦素材組み込み手順:三本目

組み込み直後の状態と菱形格子への調整について

組み込み:縦横
組み込み直後の状態と課題
縦横の素材を組み込んだ直後は、素材間の隙間が多く、理想的な菱形格子からは程遠い状態です。美しい菱形格子にするためには、内側のA18-Ǎ18~A22-Ǎ22と外側のB27-B39の素材を慎重に調整する必要があります。この調整作業は、組み込みの技術によって大きく左右されます。
組み込みの技術がもたらす差
なぜ、組み込みの技術によって調整の難易度が変わるのでしょうか?それは、組み込みの過程でいかに美しいマス目を維持できたかにかかっています。
美しいマス目を維持できた場合: 素材間の隙間が少なく、菱形格子への調整がスムーズに行えます。
マス目が悪くなってしまった場合: 素材間の隙間が大きくなり、菱形格子にするために多くの手間と時間がかかります。
・そのため、組み込みの手順には「マス目がズレないように注意しましょう」と繰り返し記載しています。
調整方法と注意点
・反対側も同様の作業を行うことになります。片側を先に完成させてからもう片側を調整するか、両側を同時に調整するかは、あなたの経験と好みによって決めてください。手順書通りに行うだけでなく、自分で工夫することも大切です。
この工程の重要性
・この工程は、菱形格子の技法の中でも特に重要な部分だと考えています。書籍などはなく、Store.Alaudae.JPオリジナルのフォルトゥナ編み技法の一つとして紹介しています。
今後の説明について
・この試作品を製作しながら、各部分を撮影した画像を参考に説明を進めてきました。しかし、作業に集中しすぎて撮影し忘れた部分も多くなっています。重要なことは画像ではなく、何度も同様の試作品を製作した経験から得た知識です。今後は、よりわかりやすく技法を説明していきます。
まとめ
・菱形格子を作るためには、組み込みの段階から細心の注意を払う必要があります。美しいマス目を維持しながら組み込むことで、後の調整作業をスムーズに行うことができます。この工程は、菱形格子の技法を習得する上で非常に重要なポイントです。
ポイント
・組み込みの技術によって、菱形格子への調整の難易度が変わる
・マス目を揃えることが、美しい菱形格子を作るための鍵
・調整方法は、経験と好みによって選ぶ
・この工程は、フォルトゥナ編み技法の重要な部分

両隅の縦横素材を組み込んだ直後の底面部分

組み込み:底面 -その1-
これまでの作業が順調に進んでいると、画像のように底面が完成しているはずです。
底辺隅の調整についてですが、Store.Alaudae.JPでは両側の編み込みを完成させた後、両隅を同時に調整しており、隙間のない美しい菱形格子になりました。
以降の作業は、一般的な編み込みの工程と同様に行えます。
ポイントは、平面の材料から立体的な作品を作り上げることができる点です。特に難しい手順はありません。
底面部分の重要性: 底面は、作品全体の安定性を左右する重要な部分です。しっかりと組み込むことで、より美しい作品に仕上がります。
菱形格子の美しさ: 隙間なく整った菱形格子は、作品に規則性と美しさを与えます。
立体の面白さ: 平面から立体へ、素材が変身していく過程は、手作りの醍醐味の一つです。

左側の底辺隅の状態について

組み込み:底面 -その2-
現在、左側の底辺隅は内側のA18-Ǎ18~A22-Ǎ22と外側のB27-B39間の素材を仮止めした状態です。そのため、隙間が目立つかもしれませんが、これから編み込んでいく過程で素材同士を密着させていくため、隙間は徐々に解消されていきます。
この段階から先は、PPバンドよりもクリップを使った固定方法の方が作業がスムーズに進みます。PPバンドが作業の妨げになるようでしたら、外してクリップに切り替えてください。
補足
編み込みの調整: 編み込みを進めるにつれて、素材同士を密着させ、隙間をなくしていきます。
固定方法の変更: PPバンドからクリップへの固定方法の変更は、作業効率を高めるためのものです。

A18-Ǎ18~A22-Ǎ22の位置に関する改善点

組み込み:底面 -その3-
画像のように、内側の素材A18-Ǎ18~A22-Ǎ22が五本、左隅に位置されている状態です。
今回の作業では、撮影の都合上、内側の素材A18-Ǎ18~A22-Ǎ22を必要な箇所に通す作業を先行して行いました。しかし、作業を進めていく中で、最初から全てを必要な箇所に通しておいた方が、より効率的に作業を進められることが分かりました。
なぜ最初から内側の素材を先に通す手法が効率的なのでしょうか?
それは、後から内側の素材A18-Ǎ18~A22-Ǎ22を通す作業が非常に手間がかかり、作業効率が大幅に低下してしまうためです。
改善点
より効率的な作業を行うためには、以下の点に注意しましょう。
通し方: この時点で全て内側の素材A18-Ǎ18~A22-Ǎ22を先に通す手法を標準手順とします。
その他効率化: さらに効率的な方法を思いついたら、積極的に活用しましょう。
まとめ
・Store.Alaudae.JPが実際に作業を行い、感じたことをまとめました。あなたのアイデアがより良いものであれば、ぜひ活用してください。

A18-Ǎ18~A22-Ǎ22の位置に関する改善点-その2-

組み込み:底面 -その4-
現状と課題
画像のように、内側の素材A18-Ǎ18~A22-Ǎ22は右隅に位置されていますが、以前の報告「A18-Ǎ18~A22-Ǎ22の位置に関する改善点」でも触れたように、この位置は、まだ必要な箇所に通す作業が完了していません。このまま次の工程に進めることは可能ですが、後から必要な箇所に通す作業は非常に手間がかかります。
改善策
・この時点で、内側の素材A18-Ǎ18~A22-Ǎ22を必要な箇所に通してしまうことを強く推奨します。
・これにより、後工程での作業効率が大幅に向上し、時間と労力の削減につながります。
まとめ
・内側の素材A18-Ǎ18~A22-Ǎ22の位置は、今後の工程に影響を与えない要素で、この時点で必要な箇所に通す作業を行うことで、よりスムーズな作業進行が期待できます。
縦横素材の組み込み完了後の外側:全体画像と明かりを当てて内部を見た状態
縦横素材の組み込み完了後の外側:底辺部分
縦横素材の組み込み完了後の外側:底辺部分
縦横素材の組み込み完了後の外側:マチ部分
縦横素材の組み込み完了後の外側:マチ部分
縦横素材の組み込み完了後、斜め視点の外側:横部分
縦横素材の組み込み完了後、斜め視点の外側:横部分
外部から明かりを当てて内部を見た状態
外部から明かりを当てて内部を見た状態
  • 縦横素材の組み込み完了後の外側:底辺部分
  • 縦横素材の組み込み完了後の外側:マチ部分
  • 縦横素材の組み込み完了後、斜め視点の外側:横部分
  • 外部から明かりを当てて内部を見た状態

編み図と実物の照らし合わせと、その重要性について

編み図と位置 -その1-
この画像は、編み物が7段まで進んだ状態を示しています。横から見た際に、上の赤い丸と下の赤い丸の間が11マスになっていることが確認できます。これは、編み図の指示通りであり、編み図と実物が正確に一致していることを意味します。
編み図通りに編み進めるためには、平面の状態でマス目を隙間なく正確に組み込むことが重要です。この画像の例のように、事前にマス目を整えて組み込むことで、後の作業時間を大幅に短縮できます。
このことから、整った菱形格子を作るためには、以下の点が重要であることがわかります。
編み図の正確な理解: 編み図に書かれた情報(段数、目数など)を正しく読み解く。
マス目の正確な組み込み: 平面の状態で、各マス目を隙間なく均一に組み込む。
立体的な確認: 編み上がった部分を定期的に横から見たり、全体を確認したりして、編み図と一致しているかを確認する。
まとめ
編み図と実物を照らし合わせることで、編み物の進捗状況を把握し、正確な作品作りに繋げることができます。特に、菱形格子のような規則的な模様を作る際には、マス目の組み込みが非常に重要です。この作業を丁寧に行うことで、美しい作品に仕上げることができます。

底辺のマチ部分の菱形格子について

編み図と位置 -その2-
現在、製品の底辺にあたるマチ部分の菱形格子は、まだ規則性のない状態です。しかし、ご心配なく。これは、製品の仕上げ段階で、上部から折り返してくる素材によって完全に隠れてしまう部分のため、最終的な製品の見た目には影響しません。
上部をこのまま固定して本体部分を完了させることもできます。しかし、菱形格子が不規則なままでは、製品全体の見た目が損なわれてしまう可能性があります。より美しい菱形格子製品にするため、素材を無駄にすることなく、完成まで丁寧に作業を進めましょう。

全体を七マス目まで編み込んで完了

編み図と位置 -その3-
画像のように、7マスまで編み込むと、この工程は完了です。
編み始めは、マス目をきれいに作ることを意識しましょう。そうすれば、底の部分を組み込む作業以外は、難しいと感じることはないはずです。編み物初心者の方でも、最初のマス目をきれいに作ることを意識すれば、あとはスムーズに作業を進められるでしょう。
「試作捌(八):7マス」とは?
タイトルの「試作捌(八):7マス」は、作品の高さが7マスあることから、Store.Alaudae.JPが名付けたものです。"捌"は"八"に通じる大字で、ここでは試作品の番号を表しています。
全体の作業の半分をクリアしました。
この工程の次のステップに進みましょう。