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試作捌(八):7マス | 持ち手部分

Store.Alaudae.JPオリジナルのフォル編みで作る、菱形模様が美しいハンドメイド作品。幅15mm×長さ27mの素材を2本使って、本体と持ち手部分を編み上げます。ここでは初心者の方でも作りやすいように、持ち手部分を丁寧な手順で作り方を解説します。

裏当て材を使った持ち手の固定について

- 裏材本体の準備 -
裏当て材とは?
持ち手を本体に固定する際に、内側に挟み込む補強材のことです。見た目を良くし、持ち手と本体の固定をより強固にする効果があります。
裏当て材の必要性
見た目: 裏当て材を使用すると、持ち手の取り付け部分がより美しく仕上がります。
強度: 裏当て材があることで、持ち手と本体の接着が強化され、耐久性が向上します。
裏当て材を利用する場合
材料の準備: 残材の中から、長さ60mm以上の一色分の素材を4枚、二色分の素材を8枚用意します。
素材の選定: ステッチを施すため、見た目が良いものを選びましょう。
ステッチ加工: 用意した素材に、ツートンエッジステッチを施します。
裏当て材の有無について
使用する場合: 裏当て材を挟み込んでから、持ち手を両面カシメなどで本体に固定します。見た目が良く、強度もアップします。
使用しない場合: 裏当て材なしで、持ち手を直接本体に固定することも可能です。
まとめ
裏当て材は、持ち手の固定をより美しく、より強固にするためのオプションパーツです。お好みの仕上がりによって、使用するか否かを選択してください。
補足
裏当て材はあくまでも装飾材であり、必ずしも必要ではありません。
裏当て材を使用する場合、素材の厚みや硬さ、持ち手の形状などによって、最適なサイズや形状に調整する必要があります。

裏当て材本体の工程について

- 裏当て材本体 -
この工程では、持ち手本体の製作工程を参考に、裏当て材本体の製作を行っていきます。
持ち手本体の工程「持ち手本体 -その1-」「持ち手本体 -その2-」を必ずご確認ください。
これらの工程を参考に作業を進めることで、より効率的に作業を進めることができます。特に、菱目打ちと両面カシメの印付けと穴開け箇所は、持ち手本体と同時に作業を行うことで、より正確な位置に印付けや穴開けを行うことができます。
なぜ同時に作業を行うと良いのか?
位置合わせの精度向上: 持ち手本体と裏当て材本体を並べて作業することで、両者の位置関係を正確に把握し、より精度の高い印付けや穴開けを行うことができます。
作業効率の向上: 一度に複数の作業を行うことで、作業時間を短縮することができます。
ミスの減少: 複数の工程を同時に行うことで、工程間のズレやミスを減らすことができます。
具体的な作業手順
持ち手本体の工程を確認: まず、持ち手本体の工程「持ち手本体 - その2-」「持ち手本体 - その1-」を詳細に確認し、各工程の目的や手順を理解します。
裏当て材本体の準備: 裏当て材本体の素材や形状を確認し、必要な工具や材料を準備します。
持ち手本体との比較: 持ち手本体と裏当て材本体を並べ、両者の形状や寸法を比較します。
印付け: 持ち手本体に施された菱目打ちと両面カシメの印付けを参考に、裏当て材本体にも同じ位置に印付けを行います。
穴開け: 印付けした位置に、正確に穴を開けます。
以降の工程: 穴開け後の工程は、持ち手本体の工程と同様に進めていきます。
注意点
材料の選定: 裏当て材本体の素材は、持ち手本体との組み合わせや製品の用途に合わせて適切なものを選択してください。
工具の使用: 穴開けなどの作業には、適切な工具を使用し、安全に作業を行ってください。
寸法の確認: 各工程で、寸法を正確に確認しながら作業を進めてください。
まとめ
裏当て材本体の工程は、持ち手本体の工程を参考に、より効率的に作業を進めることができます。特に、菱目打ちと両面カシメの印付けと穴開け箇所は、持ち手本体と同時に作業を行うことで、より正確な位置に施すことができます。裏当て材本体の長さや穴の位置は好みにより変わると思いますので、ご自身で工夫しながら、ぜひ作ってみてください。

コーナーステッチ工程について

ツートンエッジステッチ -その1-
コーナーステッチの工程は、通常のステッチ工程と大きく変わる点はありません。しかし、コーナー部分の菱目打ちの数には注意が必要です。
菱目打ちの数の重要性
菱目打ちの数を適切に行わないと、素材を通す穴が繋がってしまい、仕上がりが悪くなることがあります。これは、素材の厚みや硬さ、使用する素材の幅など、様々な要素によって変わってくるため、一概に「◯箇所の菱目打ちが最適」とは言えません
最適な菱目打ちの数
実験の結果、幅15mmの素材の場合、2~3箇所の菱目打ちがバランス良く仕上がることが分かりました。しかし、これはあくまで一つの例であり、使用する素材やデザインによって調整が必要となります。
ご自身で試すことの大切さ
最適な菱目打ちの数は、実際に様々なパターンを試してみることで、ご自身で感覚を掴んでいくことが大切です。
スライドショーについて
「スライドショー -その4- 全11枚」は、特に難しい工程は含まれていないため、一つの仕上げ工程を一枚の写真で分かりやすく説明しています。
まとめ
コーナーステッチは、菱目打ちの数を適切に行うことで、美しい仕上がりになります。様々な素材やデザインを試しながら、ご自身に合った方法を見つけてください。
スライドショー -その4- 全11枚

1. コーナーステッチ工程開始前(裏側)

2. 前工程と穴に通し終えた追加素材Bの状態(裏側)

3. 前工程と穴に通し終えた追加素材Aの状態(裏側)

4. 前工程と穴に通し終えた追加素材Bの状態(裏側)

5. 前工程と穴に通し終えた追加素材Aの状態(裏側)

6. 前工程と穴に通し終えた追加素材Bの状態(裏側)

7. 前工程と穴に通し終えた追加素材Aの状態(裏側)

8. 前工程と穴に通し終えた追加素材Bの状態(裏側)

9. 前工程と穴に通し終えた追加素材Aの状態(裏側)

10. 前工程と穴に通し終えた追加素材Aの状態

11. 前工程と穴に通し終えた追加素材Aの状態(真横)

ツートンエッジステッチ工程の最終結合について

ツートンエッジステッチ -その2-
ツートンエッジステッチの作品作りにおいて、最後の仕上げとなる「最終結合」は、これまでの作業の集大成であり、作品の出来栄えを大きく左右する重要な工程です。この工程の説明は、すでに持ち手本体についておこなっていますが、裏当て材本体についても、より詳細な「スライドショー -その5- 全73枚」で改めてご紹介します。
なぜ、同じ工程を再度説明するのか?
それは同じ工程でも異なることを、実際に製作を進める過程で発見したからです。
これからツートンエッジステッチに挑戦される方にとって、これらの違いを知り、ご自身に合った方法を選ぶことは、より美しい作品に仕上げるための重要な判断材料にもなります。
作品作りでの取り組み
Store.Alaudae.JP自身も、この最終結合の工程は、まだ数回しか経験していません。しかし、スライドショーで画像を何度も見返すことで、手順の違いや、違和感に気気付きました。
これらの経験を活かし、当ストアで販売している素材を使って、こんなステッチ工程もできるということを、多くの方に知って頂きたい思いから、間違いも含めた、様々な手順を画像で紹介することにしました。
最終結合のポイント
最終結合は、集中力と丁寧さが特に求められる工程です。焦らず、一つ一つの作業を確実にこなし、あなたの想いを美しい作品に反映させ、完成させてください。
まとめ
この説明文では、ツートンエッジステッチの最終結合工程の重要性と、より詳細な説明が必要な理由について解説しました。「スライドショー -その5- 全73枚」では、様々な方法や注意点について、画像を用いて分かりやすくご説明しています。
これらの情報を参考に、ぜひご自身の作品作りにご活用ください。
スライドショー -その5- 全73枚

1. 素材Bを通す、未通し穴が一つある状態(裏側)

2. 素材Bを通す、未通し穴が一つある状態

3. 素材Aを通す穴を千枚通しで示す(裏側)

4. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

5. 素材Aを穴に通し終えた状態

6. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

7. 前工程してる素材Aの状態(裏側)

8. 前工程と穴に通し終えた素材Aの状態(裏側)

9. 前工程と穴に通し終えた素材Aの状態

10. 前工程した素材Bの状態

11. 前工程した素材Bの状態(裏側)

12. 素材Bを通す穴を千枚通しで示す(裏側)

13. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

14. 素材Bを穴に通し終えた状態

15. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

16. 前工程と穴に通し終えた素材Bの状態(裏側)

17. 前工程と穴に通し終えた素材Bの状態

18. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

19. 前工程した素材Aの状態

20. 素材Aを通す穴を千枚通しで示す(裏側)

21. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

22. 素材Aを穴に通し終えた状態

23. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

24. 前工程した素材Aの状態

25. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

26. 前工程と穴に通し終えた素材Aの状態(裏側)

27. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

28. 前工程した素材Bの状態

29. 素材Bを通す穴を千枚通しで示す(裏側)

30. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

31. 余分な素材Aをカット(裏側)

32. 余分な素材Aをカット終えた状態(裏側)

33. 余分な素材Aをカット終えた状態

34. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

35. 前工程した素材Bの状態

36. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

37. 前工程と穴に通し終えた素材Bの状態(裏側)

38. 前工程と穴に通し終えた素材Bの状態

39. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

40. 前工程した素材Aの状態

41. 素材Aを通す穴を千枚通しで示す(裏側)

42. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

43. 余分な素材Bをカット(裏側)

44. 余分な素材Bをカット終えた状態(裏側)

45. 余分な素材Bをカット終えた状態

46. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

47. 前工程した素材Aの状態

48. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

49. 前工程と穴に通し終えた素材Aの状態(裏側)

50. 前工程と穴に通し終えた素材Aの状態

51. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

52. 前工程した素材Bの状態

53. 素材Bを通す穴を千枚通しで示す(裏側)

54. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

55. 素材Bを穴に通し終えた状態

56. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

57. 前工程した素材Bの状態

58. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

59. 前工程と穴に通し終えた素材Bの状態(裏側)

60. 前工程と穴に通し終えた素材Bの状態

61. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

62. 前工程した素材Aの状態

63. 前工程した素材Aの状態(裏側)

64. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

65. 前工程を終え、千枚通しで素材Aを通す穴を示す(裏側)

66. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

67. 素材Aを穴に通し終えた状態

68. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

69. 前工程した素材Aの状態

70. 前工程した素材Aの状態(裏側)

71. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

72. 前工程と穴に通し終えた素材Aの状態(裏側)

73. 工程完了で横面の状態

フォルトゥナ編み試作品完成報告

締めくくり
フォル編みによる限界サイズと美しいステッチへの挑戦
今回は、フォルトゥナ編みによる試作品制作を行いました。編み込みの限界サイズを探求するため、全長27Mで15mm幅のフォルトゥナパールを2本使用して編み込みました。試作品の結果、このサイズがフォルトゥーナ編みで持ち手や本体を作成する際の最適な大きさであることが分かると思われます。
残材の有効活用と美しいステッチ
試作品完成後、未使用の素材が残りました。より美しいステッチ模様をお求めの方は、これらの未使用素材を優先して活用することをおすすめします。特に、長さのある素材を2ミリ幅に割いて利用することで、長く連続したステッチを作成でき、より美しい仕上がりになります。
まとめ
今回の試作品製作を通して、全長27Mで15mm幅のフォルトゥナパール2本を使用した場合の最適なサイズを特定することができました。また残材の有効活用方法もご提案させていただきました。この試作品製作の経験が、皆様の手芸作品作りに少しでもお役に立てれば幸いです。
Store.Alaudae.JPから
この工程手順は、2021年5月の試作品発表から、様々な事情により完成まで3年近い年月を要しました。製作過程を多くの方に共有したかったのですが、時間の経過とともに当初の想いを伝えきれていないという悔しさも残ります。しかし、この作品が新たな製作手法のヒントとなり、多くの方の創造性を刺激できることを期待しています。今後も時間を見つけて、製作過程をより詳しく公開していきたいと考えています。
残った材料の量を比較する

1. 今回使用した材料

2. 本体を作った後に残った材料の量

3. 本体と持ち手を作った後に残った材料の量

この工程で完了です。