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試作捌(八):7マス | 持ち手部分

Store.Alaudae.JPオリジナルのフォル編みで作る、菱形模様が美しいハンドメイド作品。幅15mm×長さ27mの素材を2本使って、本体と持ち手部分を編み上げます。ここでは初心者の方でも作りやすいように、持ち手部分を丁寧な手順で作り方を解説します。
フォルトゥナパール001F-15029と001F-15030

フォルトゥナパール15mm幅x27M巻x2本を使い作る!菱形格子(市松格子)パターンと縁取りステッチ編みハンドルのアクセントバッグの作り方

- プロローグ -
フォルトゥナパール15mm幅を2本使用し、編み込みの限界サイズを追求した試作品です。菱形格子パターンと、新たに考案したツートンエッジステッチを取り入れることで、素材を無駄なく美しい作品に仕上げました。本体部分のフォルトゥナ編みは、本体の手法で詳しく解説しますので、ぜひご自身の作品作りにご活用ください。
切り分けた素材をまとめた状態

試作捌(八):7マスの残材活用と持ち手の製作について

- 余った材料を活用 -
試作捌(八):7マスの本体製作後、残った材料を活用して、持ち手を製作することができます。
この試作品では、フォルトゥナパール15mm幅27Mを2本使用して本体と持ち手を製作する設計となっています。そのため人により残材の量は異なりますが、一般的に本体を完成させた後には、持ち手部分のみを製作できだけの材料が残るよう設計されています。
持ち手部分のみを製作したい場合は、フォルトナパール15mm幅を色違いで各一本ずつ、計2本用意すれば、新たな持ち手を製作することもできます。
必要な道具例

革製品製作のヒントを活かした、新たな持ち手作成方法

- 道具について -
この持ち手は、革製品の製作工程を参考に、独自の製法で仕上げています。そのため、革製品作りで一般的な道具がいくつか必要になります。
必要な道具
カッターマット: 作業面を保護し、作業効率をアップさせます。
マスキングテープ: 材料の保護や固定したり、印をつける際に役立ちます。
両面テープ: 素材を貼り合わせる際に使用します。一般的な両面テープよりも切れやすいものがおすすめです。
菱目打ち: 素材に穴を開けるための工具です。作業効率を求めるなら菱目パンチで、3mm間隔を利用しています。
丸錐: 穴の位置決めや、穴を広げる際に使用します。
両面カシメ: パーツを固定するための金具です。
ラジオペンチ: 素材を穴から引き出す時に便利です。
道具について
必ずしも専用の道具を用意する必要はありません。ご家庭にあるもので代用できる場合もあります。例えば、マスキングテープの代わりに養生テープなどを活用することも可能です。
2~6mm幅の引裂き、引割りについて
現在、2~6mm幅を正確に引裂き、引割りできる専用の道具はありません。そのため、この工程はご自身で工夫して行う必要があります。
将来的には、Store.Alaudae.JPにて、引裂き、引割りできる独自の治具を開発・販売する予定。
まとめ
この持ち手は、革製品製作の技術を応用した、新しい試みです。必要な道具は、一般的な文具店や手芸店で手に入るものがほとんどです。ご自身で工夫しながら、ぜひ作ってみてください。

デザイン性と強度を兼ね備えた、美しい持ち手作り

持ち手本体 -その1-
材料の準備
フォルトゥナパール15mm幅: 600mmの長さを各色2本ご用意ください。より個性的な持ち手ができます。
両面テープ: フォルトゥナパール同士を貼り合わせる際に使用します。
マスキングテープ: 素材を保護し、作業効率を上げるために使用します。
持ち手本体の作成
素材の貼り合わせ: フォルトゥナパールを2本ずつ、色違いで貼り合わせます。両面テープを使い、固定しましょう。これにより、持ち手に厚みと強度が生まれます。
角の丸み加工: 持ち手の両端を丸くカットします。この工程は、お好みの丸みに仕上げてください。
マスキングテープの貼り付け
保護と目印付け: 持ち手本体の両面にマスキングテープを貼ります。最初に8mm幅以下の細いマスキングテープを中央に貼っておくと、後から両端のマスキングテープを剥がしても、中央部分が保護されて作業効率がアップします。
作業のサポート: マスキングテープは、素材を傷つけるのを防ぎ、穴あけ位置の目印として役立ちます。また菱目打ち作業の際に、直線ガイドとしても使用できます。
各工程の目的と注意点
色違いの素材貼り付け: 持ち手にデザイン性と強度を加え、より魅力的な仕上がりになります。
角の丸み加工: 持ち手の見た目を柔らかくします。
マスキングテープ貼り付け: 素材の保護、作業効率の向上、仕上がりの品質向上に繋がります。
マスキングテープを貼る際は、なるべく素材を保護する様にしてください。 また菱目打ちをする際は、マスキングテープの目印を参考に、正確な位置に穴を開けるようにしましょう。
これらの工程を丁寧に行うことで、美しい持ち手が完成します。
持ち手本体の工程

両面テープを貼る

素材の貼り合わせ -1-

素材の貼り合わせ -2-

持ち手の全長 -1-

持ち手の全長 -2-

持ち手の全長 -3-

端を丸くカット -1-

端を丸くカット -2-

端を丸くカット -3-

マスキングテープを貼る -1-

マスキングテープを貼る -2-

マスキングテープを貼る -3-

菱目打ちと両面カシメの印付けについて

持ち手本体 -その2-
この持ち手作りにおいて、菱目打ちと両面カシメの穴あけは重要な工程です。しかし、素材に直接印をつけるのは、失敗した際に修正が難しいため注意が必要です。
美しい仕上がりを実現するためのポイント
マスキングテープの活用: 素材の表面を保護し、印付けの際の傷を防ぎます。
菱目打ちの位置決め: 素材の端から約3~4mm離して穴を開けることで、見た目のバランスと強度を確保します。
菱目パンチの活用: 菱目打ちよりも効率的に穴を開けることができます。
両面カシメの位置決め: カシメのサイズに合わせて事前に固定位置を決めることで、穴の位置ずれを防ぎます。
作業の注意点
マスキングテープの剥がし方: 素材の表面を傷つけないように、ゆっくりと剥がしましょう。中心部は作業工程が終えるまで残しておきます。
菱目打ちの打ち込み方: 垂直に力を入れて打ち込むことが大切です。
両面カシメの取り付け: カシメのサイズに合った打ち具を使用しましょう。
より詳しい情報について
・レザークラフトの書籍や動画には、より詳細な作業方法が紹介されていますので、参考にしてみてください。
まとめ
・マスキングテープを活用することで、素材を傷つけることなく、安心して菱目打ちや両面カシメの作業を行うことができます。これらのポイントを参考に、美しい持ち手作りに挑戦してみてください。
印付けと穴開けの工程

印付けと穴開け後 -1-

印付けと穴開け後 -2-

表裏面の比較 -1-

表裏面の比較 -2-

表裏面の比較 -3-

マスキングテープで表面中央を保護 -1-

マスキングテープで表面中央を保護 -2-

マスキングテープで表面中央を保護 -3-

マスキングテープで裏面中央を保護 -1-

マスキングテープで裏面中央を保護 -2-

残材の有効活用とステッチ幅について

ツートンエッジステッチ -その1-
持ち手本体が完成したら、次はカラフルなツートンエッジステッチで仕上げていきましょう。この工程では、素材を無駄なく使い切るために、利用可能な切れ端も活用します。
残材の長さ: 初めての方は、どのくらいの長さの残材でどれくらいのステッチが作れるか、イメージしにくいと思います。最初の工程画像では、330mm~340mmの長さの残材がどのように使われているかを示しました。
ステッチ幅: 持ち手本体が15mm幅の場合、2mm幅のステッチがバランス良く見えます。どうしても3mm~4mm幅のステッチを試したい場合は、持ち手本体の幅を21mmに調整する必要があるかもしれません。
幅の調整: ステッチの幅は、あなたの好みによって自由に調整できます。実際に作ってみて、自分好みの幅を見つけてみてください。
フォルトゥナパールの取り扱いについて
フォルトゥナパールは、どこで引き裂くかによって、強度や張力が変わってきます。
21mm幅: 両端が薄いため、両端部分を細幅に引き裂くと、張力が弱く切れやすくなってしまいます。
15mm幅: 厚みのある部分から引き裂くと、強度を保てます。Store.Alaudae.JPでは、日本の手芸家向けに、21mm幅のフォルトゥナパールを15mm幅に引き裂いたものを販売しています。この引き裂き面からさらに引き裂くことをおすすめします。
まとめ
ツートンエッジステッチは、残材の活用やステッチ幅の調整など、試行錯誤しながら楽しめる工程です。フォルトゥナパールの取り扱いに注意しながら、あなただけのオリジナル作品作りを楽しんでください。
持ち手本体とステッチ2mm幅

持ち手本体とステッチ2mm幅 -1-

持ち手本体とステッチ2mm幅 -2-

スライドショーのステッチ工程

ツートンエッジステッチ -その2-
ステッチ作業の初心者の方も、簡単に手順を理解できるようにスライドショーで作成。
特徴
視覚的な説明: 各工程を1枚の画像で分かりやすく表現しています。画像を見るだけで、次の作業のイメージがつかめるようになっています。
裏表の確認: 裏側と表側の位置を、実際の作業と同じ視点から捉えた画像で示しています。これにより、作業の確認が容易になります。
無駄な説明を省く: 画像を見て直感的に理解できるように、文章説明はありません。
キリ先で示す: 次の作業箇所や場所を、キリ先で示すなど、視覚的な補助も加えています。
スライド画像: ステッチの全工程を網羅した、豊富な画像をご用意しています。
スライド画像の内容
このスライドショーでは、まず「残材の有効活用とステッチ幅について」で説明した内容を、全79枚の画像で詳しく解説しています。つまり、330mm~340mmの長さの残材で、どのくらいのツートンエッジステッチができるのかを、手順とともに画像で確認できます。
スライド画像の見方
素材A: 金色素材で、2mm幅です。
素材B: 銀鼠素材で、2mm幅です。
表側: 銀鼠素材が表面です。
裏側: 金色素材が裏面です。
全体: ステッチ状態を拡大してます。
最初の穴の位置: 自分がやり易い穴の位置を選択し、その位置から手順に従ってください。
画像を順番に見ていく: 各画像に示された手順に従って、作業を進めてください。
キリ先を参考に: キリ先で示す箇所を参考に、次の作業に移ってください。
まとめ
これだけ画像枚数が多いと文章説明よりも、手順ポイントを画像でイメージする方が理解できると思います。あとは試行錯誤しながら工程を楽しみましょう。
スライドショー -その1- 全79枚

1. 最初に素材Aを通す穴に千枚通しを刺す

2. 最初に素材Aを通す穴の位置

3. 素材A(2mm幅)

4. 素材Aの先を斜めに切る

5. 最初に穴に素材Aを通す

6. 素材Aを通した状態

7. 最初の穴から七つ目の穴に千枚通しを刺す

8. 七つ目の穴に素材Aを通す

9. 二つの穴に素材Aを通した状態

10. 最初の穴から五つ戻った穴に千枚通しを刺す

11. 五つ戻った穴に素材Aを通した状態(全体)

12. 五つ戻った穴に素材Aを通した状態

13. 五つ戻った穴に素材Aを通し終えた状態

14. 五つ戻った穴に素材Aを通し終えた状態(裏側)

15. 最初に素材Bを通す穴に千枚通しを刺す

16. 最初の穴に素材Bを通した状態

17. 最初の穴に素材Bを通し終えた状態

18. 素材Bを七つ目の穴に通した状態(全体)

19. 素材Bを七つ目の穴に通した状態

20. 素材Bを七つ目の穴に通し終えた状態

21. 素材Bを七つ目の穴に通し終えた状態(裏側)

22. 前の穴から五つ戻った穴に千枚通しを刺す

23. 五つ戻った穴に素材Bを通した状態(全体)

24 五つ戻った穴に素材Bを通した状態

25. 五つ戻った穴に素材Bを通し終えた状態

26. 五つ戻った穴に素材Bを通し終えた状態(裏側)

27. 素材Aをを通す穴に千枚通しを刺す

28. 素材Aを穴に通した状態(全体)

29. 素材Aを穴に通した状態

30. 素材Aを穴に通し終えた状態

31. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

32. 素材Aを通す穴に千枚通しを刺す

33. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

34. 前工程した素材Aの状態(全体)

35. 前工程した素材Aの状態

36. 前工程後に素材Aを穴に通した状態

37. 前工程後に素材Aを穴に通し終えた状態

38. 前工程後に素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

39. 千枚通しで素材Bの前工程を示す(裏側)

40. 素材Bが前工程した状態(裏側全体)

41. 素材Bが前工程した状態(裏側)

42. 前工程を終えた素材Bの状態(裏側)

43. 素材Bを通す穴に千枚通しを刺す

44. 素材Bを穴に通し終えた状態

45. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

46. 素材Bを通す穴に千枚通しを刺す(裏側)

47. 素材Bを通す穴の位置

48. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

49. 前工程した素材Bの状態(全体)

50. 前工程した素材Bの状態

51. 前工程を終えた素材Bの状態

52. 前工程後に素材Bを穴に通した状態(全体)

53. 前工程後に素材Bを穴に通した状態

54. 素材Bを穴に通し終えた状態

55. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

56. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

57. 前工程した素材Aの状態(裏側全体)

58. 前工程を終えた素材Aの状態(裏側)

59. 素材Aを通す穴に千枚通しを刺す

60. 素材Aを穴に通した状態

61. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

62. 前工程した素材Aの状態(全体)

63. 前工程を終えた素材Aの状態

64. 素材Aを通す穴を千枚通しで示す

65. 素材Aを穴に通した状態

66. 素材Aを穴に通し終えた状態

67. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

68. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

69. 前工程した素材Bの状態(裏側全体)

70. 前工程を終えた素材Bの状態(裏側)

71. 素材Bが前工程をする前の状態

72. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

73. 前工程した素材Bの状態(全体)

74. 前工程を終えた素材Bの状態

75. 素材Bを通す穴の位置

76. 素材Bを穴に通した状態

77. 素材Bを穴に通し終えた状態

78. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

79. 33mm~34mmの長さでステッチできる幅(裏側)

ステッチに必要な素材の長さについて

ツートンエッジステッチ -その3-
先の「スライドショー -その1- 全79枚」を見てわかる様に330mm~340mmの長さの素材を使用し、約20mm~30mmのステッチを仕上げています。つまり、100mmの素材で約10mmのステッチを作ることができる計算になります。
必要な素材の長さの計算
この割合を、長さ600mmの持ち手本体に当てはめてみましょう。
両端のステッチ: 持ち手は両端にあるため、600mm × 2 = 1200mm
角のステッチ: 持ち手の角の部分にもステッチがあるため、60mm × 2 = 120mm
合計: 1200mm + 120mm = 1320mm
上記の計算から、1つの色の素材には約1400mm~1500mm、2色の素材を組み合わせる場合は最低でも3000mmの素材が必要だと考えられます。
実際の素材の長さ
しかし、100mmの素材で必ず10mmのステッチが作れるとは限りません。特に、素材の残りを継ぎ足して使う場合、継ぎ目の部分で無駄が出てしまうため、計算通りの長さでは足りないことがあります。
そのため、実際のところ、計算で求めた長さの約2.5倍、つまり1つの色の素材には3500mm~3750mm程度の素材が必要になると考えています。
まとめ
残材を無駄なく利用して作る、この作品は、特に素材の継ぎ足しなどを考慮し、計算よりも少し多めの素材を用意しておくことが大切です。
それを考慮しながら、次のステッチの継ぎ足し「スライドショー -その2- 全34枚」を参照しましょう。
*注意: ステッチ継ぎ足しは経験不足もあり、仕上げには満足してません。あくまでも参考程度に見て下さい。
スライドショー -その2- 全34枚

1. 残りの素材Aを一度穴に通す(裏側)

2. 残りの素材Aを穴に通した状態

3. 残りの素材Aを穴に通した状態(裏側)

4. 新たに素材Aを追加する穴

5. 新たに追加する素材A(全体)

6. 追加素材Aを穴に通した状態

7. 追加素材Aを穴に通し終えた状態

8. 追加素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

9. 追加素材Aの前工程を千枚通しで示す

10. 前工程した追加素材Aの状態(全体)

11. 前工程した追加素材Aの状態

12. 前工程が終えた追加素材Aの状態(裏側)

13. 前工程と穴に通し終えた追加素材Aの状態(裏側)

14. 残りの素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

15. 残りの素材Bを穴に通した状態

16. 追加素材Bを穴に通した状態

17. 追加素材Bを穴に通し終えた状態

18. 追加素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

19. 前工程した追加素材Bの状態(全体)

20. 前工程した追加素材Bの状態

21. 前工程して追加素材Bを通した穴

22. 追加素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

23.’作業経過後’追加素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

24. 追加素材Bの前工程の前に余分な素材Aをカット(裏側)

25. 余分な素材Aをカットした状態(裏側)

26. 素材Aをカット後に前工程した追加素材Bの状態

27. 追加素材Bを通した穴(裏側)

28. 追加素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

29. 追加素材Aの前工程の前に余分な素材Bをカット(裏側)

30. 余分な素材Bをカットした状態(裏側)

31. 素材Bをカット後に前工程して追加素材Aを穴に通す前の状態

32. 追加素材Aを穴に通し終えた状態

33. 追加素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

34. 追加素材の説明終了

340mmステッチ工程に関する詳細

ツートンエッジステッチ -その4-
この画像は、ステッチ工程の約340mmが完了したところを示しています。
製作から三年以上経過しており、詳細な記録も損失したため、340mmのステッチ工程にどの程度の素材長を使用していたか、正確な数値を特定することは困難です。
素材継ぎ足しに関する情報
継ぎ足し長さ: 200mm未満の短い素材で何度も継ぎ足す作業は効率が悪いため、通常は250mm以上の残材を使用していました。
素材の消耗: 穴からラジオペンチで引き出すので、素材の先端が傷み、毎回カットし直す必要がありました。
ステッチ作業に関する課題
ステッチの品質: ステッチ作業に慣れていないため、画像のように箇所によって凸凹があり、美しい仕上がりとはなりませんでした。
素材の形状変化: 持ち手本体幅が15~21mmと狭い影響なのか、ステッチを進めるにつれて素材が真っ直ぐではなく、丸みを帯びて波打つ形状になりました。
残材: 右下に写っているのは、これまでのステッチ工程で不要になった残材です。
まとめ
三年以上の時が経過し、詳細な記録が残っておらず、340mmステッチ工程に関する正確な素材長は不明です。素材の継ぎ足しやステッチ作業の際も、いくつかの課題が見つかりました。
しかし、これは初めてステッチ作業ではあり得る状況であり、ステッチ作業を継続してスキルアップすれば何かしら解決の糸口は見えるはずです。

ステッチ工程の最終結合について

ツートンエッジステッチ -その5-
ステッチ作品を完成させる最後の工程である「最終結合」は、これまでの作業の集大成であり、作品の出来栄えを大きく左右する重要なステップです。
最終結合で特に注意すべき点
素材の長さ: 最初の穴に最後の素材を通す際に、素材が足りなくなり継ぎ足すことのないよう、十分な長さの素材をあらかじめ用意しておきましょう。
継ぎ足しの手間: 素材を途中で継ぎ足すと、作業が複雑になり、時間がかかるだけでなく、仕上がりが不揃いになる可能性があります。
なぜ継ぎ足しを避けるべきか
これまでの作業で、素材の継ぎ足しがいかに手間がかかり、仕上がりに影響を与えるかを実感しているはずです。最終結合で再び継ぎ足しを行うことは、作業効率を大幅に低下させ、作品の完成度を下げてしまうため、極力避けましょう。
最終結合のポイント
計画性: 最初から最終的な長さを見積もり、必要な素材を準備しておけば、途中で慌てずに作業を進めることができます。
丁寧さ: 最後の仕上げとなるため、一つ一つの作業を丁寧に進めることが大切です。
集中力: 最後まで集中力を切らさずに作業に取り組むことで、より美しい作品に仕上がります。
まとめ
ステッチ工程の最終結合は、これまでの作業の成果を形にする大切な工程です。素材の長さや継ぎ足しを事前に考慮し、丁寧に作業を進めることで、より美しい作品を完成させることができます。
注意点
スライドショーの参照: 添付のスライドショー「スライドショー -その3- 全69枚」を参考に、最終ステッチ工程を確認しましょう。
素材のヨレ: スライドショー内の素材がよれよれに見えるのは、作成者が最後の最後で間違えて編み直しを行ったためです。
学んだ教訓
Store.Alaudae.JP自身も、最後の最後で間違えてしまい、一旦この箇所に戻って編み直すという経験をしています。この経験から、最終結合の重要性と、少しでも間違えると最初からやり直しになる可能性があることを学びました。
アドバイス
最終結合は、集中力と丁寧さが特に求められる工程です。焦らず、一つ一つの作業を確実にこなし、美しい作品を完成させてください。
スライドショー -その3- 全69枚

1. 素材Bを通す、未通し穴が一つある状態

2. 素材Bを通す、未通し穴が一つある状態(裏側)

3. 前工程した素材Bの状態(裏側)

4. 素材Bを通す穴を千枚通しで示す

5. 素材Bを穴に通した状態

6. 素材Bを穴に通し終えた状態

7. 前工程した素材Aの状態(裏側)

8. 素材Aを通す穴を千枚通しで示す

9. 素材Aを穴に通した状態

10. 素材Aを穴に通し終えた状態

11. 素材Aが表側で前工程を終えて穴も通し終えた状態(裏側)

12. 前工程した素材Bの状態(裏側)

13. 素材Bを通す穴を千枚通しで示す

14. 素材Bを穴に通した状態

15. 素材Bを穴に通し終えた状態

16. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

17. 前工程した素材Bの状態(裏側全体)

18. 前工程した素材Bの状態(裏側)

19. 素材Bが前工程を終えて穴も通し終えた状態

20. 素材Bが前工程を終えて穴も通し終えた状態(裏側)

21. 前工程した素材Aの状態(裏側)

22. 素材Aを通す穴を千枚通しで示す

23. 素材Aを穴に通した状態

24. 素材Aを穴に通し終えた状態

25. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

26. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

27. 前工程した素材Aの状態(裏側)

28. 素材Aが前工程を終えて穴も通し終えた状態

29. 余分な素材A~Bをカット

30. 余分な素材A~Bをカット後と前工程した素材Bの状態(裏側)

31. 余分な素材A~Bをカット後と前工程した素材Bの状態

32. 素材Bを穴に通し終えた状態

33. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

34. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

35. 前工程した素材Bの状態(裏側)

36. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

37. 前工程してる素材Bの状態

38. 前工程した素材Bの状態

39. 素材Bを穴に通し終えた状態

40. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

41. 前工程した素材Aの状態(裏側)

42. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

43. 素材Aが前工程を終えて穴も通し終えた状態

44. 素材Aの前工程を千枚通しで示す(裏側)

45. 前工程した素材Aの状態(裏側)

46. 素材Aの前工程を千枚通しで示す

47. 前工程してる素材Aの状態

48. 前工程した素材Aの状態

49. 素材Aを穴に通し終えた状態

50. 素材Aを穴に通し終えた状態(裏側)

51. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

52. 前工程してる素材Bの状態(裏側)

53. 前工程した素材Bの状態(裏側)

54. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

55. 前工程した素材Bの状態

56. 素材Bを穴に通した状態

57. 素材Bを穴に通し終えた状態

58. 素材Bを穴に通し終えた状態(裏側)

59. 素材Bの前工程を千枚通しで示す(裏側)

60. 前工程した素材Bの状態(裏側)

61. 前工程した素材Bの状態

62. 素材Bの前工程を千枚通しで示す

63. 前工程してる素材Bの状態

64. 前工程した素材Bの状態

65. 素材Bを穴に通し終えた状態

66. ステッチ完了状態(真横)

67. ステッチ完了状態(裏側)

68. 余分な素材A~Bをカット(裏側)

69. 作業工程を終了(裏側)

コーナーステッチの工程については「裏あて材」で詳しく説明します。

この工程の次のステップに進みましょう。