試作捌(八):7マス
Store.Alaudae.JPオリジナルのフォル編みで作る、菱形模様が美しいハンドメイド作品。幅15mm×長さ27mの素材を2本使って、本体と持ち手部分を編み上げます。ここでは初心者の方でも作りやすいように、本体部分を丁寧な手順で作り方を解説します。
この編み図は、作品を作るために図と文字で説明しています。図面をパソコンやスマートフォンにダウンロードし、お好みの用紙に印刷してご使用ください。編み図を見ながら一つひとつの工程を確認することで、よりスムーズに作品作りを進めることができます。
フォルトゥナパール15mm幅x27M巻x2本を使い作る!菱形格子(市松格子)パターンと縁取りステッチ編みハンドルのアクセントバッグの作り方
- プロローグ -
フォルトゥナパール15mm幅を2本使用し、編み込みの限界サイズを追求した試作品です。菱形格子パターンと、新たに考案した縁取りステッチ編みを取り入れることで、素材を無駄なく美しい作品に仕上げました。ハンドルの縁取りステッチ編みは、持ち手の手法で詳しく解説しますので、ぜひご自身の作品作りにご活用ください。
試作捌(八):7マスの編み図に基づいた材料準備
- 素材の切り分け -
・素材の切り分け: 材料は[並べる順番:]の“A1-Ǎ1“~“A27-Ǎ27“まで必要で、Rマス目数[必要な長さ:]を参照して材料の切り分けます。
・縦横の長さ: Rマス目数[必要な長さ:]は、縦27本、横27本、合計54本必要です。
・切り分け後の量: 画像をご参照ください。
・残材: 画像前方の残材はハンドルとして利用します。
・[重要] まだ試作段階であり、マス目数は今後変更される可能性があります。
上記を踏まえ、作業を進めてください。
・縦横の長さ: Rマス目数[必要な長さ:]は、縦27本、横27本、合計54本必要です。
・切り分け後の量: 画像をご参照ください。
・残材: 画像前方の残材はハンドルとして利用します。
・[重要] まだ試作段階であり、マス目数は今後変更される可能性があります。
上記を踏まえ、作業を進めてください。
素材の並べ方について
- 素材を縦に並べる -
画像は銀鼠の素材を縦に並べた例ですが、縦横の並べ順は同じなので、金色を縦に並べても問題ありません。ご自身のやりやすい色を縦に並べてください。
ポイント:
・隙間をなくす: 素材と素材の隙間をできるだけ開けないように意識しましょう。
・綺麗な正方形: 隙間がない方が、より綺麗な正方形(マス目)になります。
・作業の効率化: 隙間がないと、後の折込みや編み込み作業がスムーズに行えます。
何度も製作したいと思う方へ
・素材の並べ方は、作品の仕上がりに大きく影響します。隙間なく綺麗に並べることで、より美しい作品に近づけることができます。ぜひお試しください。
ポイント:
・隙間をなくす: 素材と素材の隙間をできるだけ開けないように意識しましょう。
・綺麗な正方形: 隙間がない方が、より綺麗な正方形(マス目)になります。
・作業の効率化: 隙間がないと、後の折込みや編み込み作業がスムーズに行えます。
何度も製作したいと思う方へ
・素材の並べ方は、作品の仕上がりに大きく影響します。隙間なく綺麗に並べることで、より美しい作品に近づけることができます。ぜひお試しください。
両面テープを利用する方法について
縦に並べるコツ -その1-
Store.Alaudae.JPでは、素材を正確に並べるために、両面テープを活用した方法を取り入れています。今回は、幅15mmの素材を27本並べるという具体的な例を挙げながら、その手順をご紹介しましょう。
・作業台の準備: まず作業台に両面テープを貼り付けます。この時、並べる素材の合計幅よりも少し余裕を持たせて、410mm~420mm程度の両面テープを用意するのがおすすめです。
・両面テープの貼り付け: 切断した両面テープを、作業台の隅から貼り付けていきます。
・素材の固定: 貼り付けた両面テープの上に、素材を1つずつ丁寧に並べていきます。
この方法のメリット
・正確な配置: 両面テープを使用することで、素材の位置がズレにくくなり、より正確に並べることができます。
・効率性: 素材を一度に固定できるため、作業時間を短縮できます。
・安定性: 両面テープでしっかりと固定することで、作業中のズレを防ぎます。
ポイント
・作業台の平滑性: 作業台が平らであることを確認し、段差や凹凸がないようにしましょう。
・両面テープの幅: 最初は15mm幅を利用してましたが、剥がれやすいので40mm幅を利用しています。
・両面テープの選び方: 繰り返し剥がせる両面テープを選びましょう。粘着力が強過ぎると作業台や素材を痛める原因になります。
まとめ
・両面テープを活用した方法は、様々な素材を並べるに有効なテクニックです。
・作業台の準備: まず作業台に両面テープを貼り付けます。この時、並べる素材の合計幅よりも少し余裕を持たせて、410mm~420mm程度の両面テープを用意するのがおすすめです。
・両面テープの貼り付け: 切断した両面テープを、作業台の隅から貼り付けていきます。
・素材の固定: 貼り付けた両面テープの上に、素材を1つずつ丁寧に並べていきます。
この方法のメリット
・正確な配置: 両面テープを使用することで、素材の位置がズレにくくなり、より正確に並べることができます。
・効率性: 素材を一度に固定できるため、作業時間を短縮できます。
・安定性: 両面テープでしっかりと固定することで、作業中のズレを防ぎます。
ポイント
・作業台の平滑性: 作業台が平らであることを確認し、段差や凹凸がないようにしましょう。
・両面テープの幅: 最初は15mm幅を利用してましたが、剥がれやすいので40mm幅を利用しています。
・両面テープの選び方: 繰り返し剥がせる両面テープを選びましょう。粘着力が強過ぎると作業台や素材を痛める原因になります。
まとめ
・両面テープを活用した方法は、様々な素材を並べるに有効なテクニックです。
両面テープの上端をゼロ起点で利用
縦に並べるコツ -その2-
一番目の素材の固定
A1-Ǎ1の正確な配置を確認出来るようにするため、両面テープの上端と定規10cmの位置を同じにして、その位置から45mm下がってA1-Ǎ1の一番端を貼り付けました。この45mmのズレは、編み図に記載されているA1-Ǎ1の記号Pの余剰マス目数と一致しており、編み図どおりの配置になったことを確認できます。
A1-Ǎ1の正確な配置を確認出来るようにするため、両面テープの上端と定規10cmの位置を同じにして、その位置から45mm下がってA1-Ǎ1の一番端を貼り付けました。この45mmのズレは、編み図に記載されているA1-Ǎ1の記号Pの余剰マス目数と一致しており、編み図どおりの配置になったことを確認できます。
両面テープの上端に曲尺
縦に並べるコツ -その3-
曲尺の追加
「縦に並べるコツ -その2-」の説明に、曲尺を当てた画像を追加しました。これで「両面テープの上端と定規10cmの位置が同じで、そこから45mm下がってA1-Ǎ1の一番端を貼り付けた」という部分と、編み図の記号Pとの関連性が、より直感的に理解できると思います。
「縦に並べるコツ -その2-」の説明に、曲尺を当てた画像を追加しました。これで「両面テープの上端と定規10cmの位置が同じで、そこから45mm下がってA1-Ǎ1の一番端を貼り付けた」という部分と、編み図の記号Pとの関連性が、より直感的に理解できると思います。
一番目の横側素材の並び位置
縦に並べるコツ -その4-
画像でご確認いただけますように、一番目の横の素材は、両面テープの上端を基準にして、まっすぐ並べています。この配置によって、素材同士の隙間なく、きれいに仕上げていけることがわかります。
視点から見た縦側素材
縦に並べるコツ -その5-
一番目の縦側素材の捻れにより、直角が保たれていませんでした。そのため、430mmの位置に両面テープを貼り付け、横側の素材の組み込みをスムーズに行えるように修正しました。現行の両面テープの粘着力では剥がれてしまうため、より強力なテープへの変更や、テープの長さを見直す必要があると考えています。
修正された一番目の縦側素材
縦に並べるコツ -その6-
一番目の縦側素材の捻れを修正し、430mmの位置に両面テープを固定することで、直角を確保できました。これにより、以降の縦側素材を並べる作業がスムーズに行えるようになりました。
縦側の作業が完了しました
縦に並べるコツ -その7-
縦への配置は、先程まで説明した「縦に並べるコツ」を参考に進めてください。記号Pの配置間隔は、B1~B9までは45mm、記号QのB10~B36まではそれぞれ異なりますのでご注意ください。
補足:
・B1~B9の間隔は、実際には余剰ですが、作業性を考慮して45mmに設定しています。
・B10~B36の間隔は、各列で異なりますが、差がない場合は、余剰マス目数で調整して長さを統一しても問題ありません。
・余剰マス目数を調整することで、素材の無駄を減らすことができますが、最後の組み込みができない事態を防ぐため、十分な長さを確保してください。
補足:
・B1~B9の間隔は、実際には余剰ですが、作業性を考慮して45mmに設定しています。
・B10~B36の間隔は、各列で異なりますが、差がない場合は、余剰マス目数で調整して長さを統一しても問題ありません。
・余剰マス目数を調整することで、素材の無駄を減らすことができますが、最後の組み込みができない事態を防ぐため、十分な長さを確保してください。
横側の素材を挿入する
横方向に組み込む -その1-
縦横の素材を組み込む際は、隙間なく正方形を作ることがポイントです。一般的な編み込みと手順は同じですが、隙間を減らすために、横方向の作業を丁寧に進めていきましょう。
3段目までの横方向の余剰部分の寸法
横方向に組み込む -その2-
最初の画像拡大。両面テープは隠れていますが、50mmの定規を両面テープ上端に当てており、縦側素材“A1-Ǎ1“の左側面が45mmの位置にあることが分かります。このことから、横側も同様に配置されており、縦横の寸法が正確に合っていることが確認できます。なお画像では43mmと表示されていますが、実際の寸法は45mmである点にご注意ください。
3段目までの横方向の余剰部分の寸法(反対側)
横方向に組み込む -その3-
反対側の端を見てみましょう。定規の最大値である500mmに対して、縦側素材は15mm幅×27本で405mmです。これに余剰長さ45mmを加えると、全体の幅は450mm(画像では452mmと表示されています)となります。そして、反対側の縦側素材“A1-Ǎ1“の端から約250~260mmの余剰分の長さがあり、これは一番最後の縦側素材“A27-Ǎ27“の余剰部分の長さに相当します。画像と実際の寸法に若干の差がある点にご注意ください。
6段目から17段目までの編み込み画像
編み込み作業の姿勢について
横方向に組み込む -その4-
編み込み作業中、17段目あたりから姿勢が前かがみになり、肩や腰に負担がかかって疲れやすくなる。そんな時は、作業台を180度回転させて、反対側から編み込む方法を試してみてください。
作業台を回転させるメリット
・楽な姿勢で作業できる: 作業の方向を変えることで、自然と姿勢が変わり、肩や腰への負担を軽減できます。
・最後まで楽しく作業できる: 同じ姿勢を長時間続けることで生じる疲労や痛みを予防し、編み込み作業を最後まで快適に楽しむことができます。
・注意点: 作業台が180度回転できる、または反対側から作業できるスペースがある場合に限ります。
・作業環境: 180度回転できなくても作業環境に合わせた、楽な姿勢を適宜調整して、楽しく編み込みしてください。
まとめ
・編み込み作業で悩んでいる方は、ぜひ一度、作業台を回転させて反対側から編み込む方法を試してみてください。この方法が、あなたの編み込み作業をより快適にする一助となれば幸いです。
・辛い思いをせず、楽な姿勢で楽しく編み込みをしましょう!
作業台を回転させるメリット
・楽な姿勢で作業できる: 作業の方向を変えることで、自然と姿勢が変わり、肩や腰への負担を軽減できます。
・最後まで楽しく作業できる: 同じ姿勢を長時間続けることで生じる疲労や痛みを予防し、編み込み作業を最後まで快適に楽しむことができます。
・注意点: 作業台が180度回転できる、または反対側から作業できるスペースがある場合に限ります。
・作業環境: 180度回転できなくても作業環境に合わせた、楽な姿勢を適宜調整して、楽しく編み込みしてください。
まとめ
・編み込み作業で悩んでいる方は、ぜひ一度、作業台を回転させて反対側から編み込む方法を試してみてください。この方法が、あなたの編み込み作業をより快適にする一助となれば幸いです。
・辛い思いをせず、楽な姿勢で楽しく編み込みをしましょう!
最初の縦横二十七本の編み込み作業が完了
横方向に組み込む -その5-
最初の縦横二十七本の編み込みが完了し、試作捌(八):7マスの本体が形作られてきましたね!画像のように、編み込んだ部分以外の長さが余っているように見えるかもしれませんが、ご安心ください。この余分な部分は、次の工程で立体感を出すための重要な要素となります。この後、この余分な部分を巧みに折り込んでいくことで、試作捌(八):7マスの立体的な本体部分が完成していくのです。
この工程の次のステップに進みましょう。
-
その1編み図、プロローグ、素材の切り分け、素材を縦に並べる、縦に並べるコツ、横方向に組み込む