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試作捌(八):7マス

Store.Alaudae.JPオリジナルのフォル編みで作る、菱形模様が美しいハンドメイド作品。幅15mm×長さ27mの素材を2本使って、本体と持ち手部分を編み上げます。ここでは初心者の方でも作りやすいように、本体部分を丁寧な手順で作り方を解説します。
この編み図は、作品を作るために図と文字で説明しています。図面をパソコンやスマートフォンにダウンロードし、お好みの用紙に印刷してご使用ください。編み図を見ながら一つひとつの工程を確認することで、よりスムーズに作品作りを進めることができます。
「試作捌(八):7マス」のトップ上部の編み込み工程の画像を撮り損ねましたので、トップ上部の編み込み工程の画像は「試作捌(八):9マス」の画像を代用します。素材の色と高さが2マス異なるため、若干の見た目に違いはありますが、編み込みの手順は全く同じです。ご留意ください。

最初は別の画像を使用します

注意事項
トップ上部の編み込み工程の画像が欠損してました。
Store.Alaudae.JPでは、この部分が編み物の工程の中で最も楽しい箇所だと考えており、夢中になって作業を進めていたため、画像の撮影を忘れてしまいました。
今回の説明では「試作捌(八):7マス」のトップ上部の編み込み工程の代わりに、「試作捌(八):9マスの画像」を使用させていただきます。
この工程間の画像には、以下の2点の相違がございます。
素材のカラー: 使用した素材のカラーが異なります。
高さ: 素材の高さが2マス分異なります。
しかし、編み込みの工程そのものは全く同じです。そのため、この画像を参考にしながら「試作捌(八):7マス」のトップ上部の編み込み工程をイメージしていただけますと幸いです。

芯材を使用するべきかどうか?

芯材の検討 -その1-
作業を始める前に、扱いやすくするために芯材を検討しました。
補強材(芯材)を入れるべきか?
トップの上部を折り込む際に、補強材(芯材)を入れるかどうかです。
補強材を入れる場合
メリット: 折り込み作業が楽になり、トップの仕上がりが良いです。
デメリット: トップに触れたときに芯材の感触を感じる場合があります。
補強材を入れない場合
メリット: ナチュラルな仕上がりと柔らかな手触り印象になります。
デメリット: 慎重な作業が必要で、適切に行われないと上部が不均一になる可能性があります。
なぜ補強材を入れることにしたのか?
手芸に関してはStore.Alaudae.JPは、初心者レベルなのでトップの上部に補強材(芯材)を入れることにしました。補強材を入れることで折り込み作業が安定し、上部が不均一になるのを防ぎます。
補強材を入れるかどうかの選択
どちらの方法を選ぶかは、個人の好みによって異なります。
楽に仕上げたい方: 補強材を入れた方がおすすめです。
触り心地を重視する方: 補強材を入れない方がおすすめです。
まとめ
トップの折り込みは、作品全体の印象を大きく左右する重要な作業です。補強材を入れるかどうかの選択は、作品の用途や自分の好みに合わせて決めるようにしましょう。

芯材を使用する場合

芯材の検討 -その2-
現状と課題
「幅15mm×長さ27mの素材を2本使って、本体と持ち手部分を編み上げます。」が作品テーマなので同素材で説明します。長さは、編み図の「トップ囲い部分補強材」に記載。カシメで固定したことで作品にゴツゴツとした感触を与えたこと、また編み目から芯材が透けて見えてしまうという問題が出ました。
今後の改善点
より良い作品を作るために、以下の点が改善点として挙げられます。
素材の選定:
・現時点では「シーリングバックアップ材」を試すことを検討していますが、より適した素材があるかもしれません。
固定方法:
・カシメ固定は、作品にゴツゴツとした感触を与えてしまうため、別の固定方法を検討する必要があります。
・より自然な仕上がりになる固定方法を探しましょう。
今後の展望
・Store.Alaudae.JPでは、この作品以降、二年以上製作を中断していますが、今回の反省を活かし、より洗練された作品作りを目指していきます。
補足
菱形格子の計算: 菱形格子の場合は、長さを対角線幅で計算することが重要です。
素材の幅: 素材の幅は、編み目から芯材が透けて見えないように、6mm以下が目安です。
長さの計算: 長さは、重ねて固定できるスペースを考慮し、余裕を持つことが推奨されます。
まとめ
・補強材の素材や固定方法の見直して、より美しく、そして機能的な作品作りを目指しましょう。もし、より良いアイデアがあれば積極的に利用して下さい。

折り込む前に必ず高さを確認

高さの確認
高さの確認
画像と実物の高さの違い: 画像では9マス分の高さで表示されていますが、実際の組み立てでは2マス分低い、合計7マスの高さになるように組み込んでください。
全体の高さの確認: 繰り返しますが、全体が7マスの高さになるように組み上げたことを再度ご確認ください。
画像の説明
画像の状態: 画像は横とマチ部分の境目、角(隅)部分から7マスの高さの位置から、左側のマス位置の素材を一度外側に折り込んだ状態です。
まとめ
高さに注意: 組み立ての際は、画像と実物の高さの違いに注意し、全体が7マスの高さになるように組み上げてください。
補強材: 補強材を使用する場合は、折り込みの間に忘れずに挿入してください。

最初の外側の折り返し

内側から外側に折り返し -その1-
高さの確認
全体の高さの確認: 繰り返しますが、全体が7マスの高さになるように組み上げたことを再度ご確認ください。
画像の説明
折り込む順番: この画像の場合、一番外側の*ももはないろ*を最初に折り込んでから、次に*せきちくいろ*を折り込んでいます。
組み立てのイメージ
英字Xのイメージ: 組み込むイメージとしては、英字のXを思い浮かんで下さい。Xの右側上をそのまま左側下方向に折り返し、次に左側上を右側下方向に折り返すことで、英字Vが逆Vになるような形になります。
補強材(芯材)の挿入: 補強材(芯材)を使用する場合は、この折り返しの間に忘れずに挿入し、画像のように折り返し間に補強材(芯材)を通してください。
補強材(芯材)を使用しない場合: 補強材(芯材)を使用しない場合は、折り返してそのまま組み込んでいく方法もありますが、今回は割愛します。
まとめ
折り込み方: 画像を参考に、素材を順に折り込んでください。
補強材: 補強材を使用する場合は、折り込みの間に忘れずに挿入してください。

折り返しと進行方向

内側から外側に折り返し -その2-
画像は「試作捌(八):9マス」の三回目の折り返しの段階です。見てわかるように、素材の色*ももないろ*と*せきちくいろ*が交互に組み込まれています。
素材の組み込み方
イメージが掴めない場合のヒント: 一番外側の素材は一つ目マス飛ばし、次の素材は二つ目マス飛ばしで挿入していくイメージをしましょう。
進行の方向: ここでは左回りに組み込んでますが、やりにくい場合は右回りでも構いません。
柔軟な対応: この工程はあくまで一例です。自分のやりやすい方法で、完成イメージを膨らませながら作業を進めましょう。
最も重要なこと
完成品をイメージしながら、制作過程を楽しむことが大切です。

無理ない仕上がりが理想

内側から外側に折り返し -その3-
この画像は、トップ部分で片方のマチ部分が終えた状態です。この段階で、編み込み部分を隙間なく仕上げるために、ある程度の力加減が必要になることがあります。しかし、それは不十分であり、力加減のいらないシームレスな仕上がりが理想だと気づきました。
Store.Alaudae.JPの経験上、編み込み部分に隙間なく仕上げるためには、最初の平面での組み込み作業が非常に重要だと考えています。平面上で、いかに隙間なく正方形に編み込むことができるかが、最終的な仕上がりに大きく影響します。
例えば、この画像の「試作捌(八):9マス」という作品は、「高さに関する注意点と組み立て方」の工程画像のマス目を見て分かるように、平面での組み込みが甘かったことが分かります。そのため、トップ部分の折り込み作業がスムーズに進まず、引っ張ることで無理やり折り込んでしまった結果、トップ部分が斜めにねじれてしまいました。
このような経験から、 フォルトゥナ編みの作品は試行錯誤を繰り返すことで上達していくものだと感じています。フォル編みの技術は、経験と積み重ねによってのみ身につくものであり、一朝一夕に習得できるものではありません。

作業の繰り返しでコツを掴む

内側から外側に折り返し -その4-
三回目の折り返しでは、少し分かり難いと感じた方もいるかもしれません。でも、ここまで作業を進めていくと、全体像が少しずつ見えてきて、イメージが掴めるようになるはずです。
この写真を見ていただくと分かるように、同じ作業を繰り返しているだけなので、ご安心ください。カゴ編みの経験がある方なら、この作業はきっとスムーズにできると思います。
初めてカゴ編みをする方でも、焦らずに一つひとつの手順を丁寧に進めていけば、きっと素敵な作品が完成します。

芯材幅の選定と問題点

芯材の検討 -その3-
問題点の経緯
この画像を見て、補強材(芯材)で思い出したことを追記します。
試作捌(八):9マス
・初めて芯材を導入するに15mm幅の半分7.5mmを使用した為、外側に折り込む際に十分なスペースが確保できず、芯材が波打つ現象が発生しました。
試作捌(八):7マス
・前回の問題を基に芯材の幅を6mmに変更して、波打ちの現象は改善されたものの、依然として満足のいく仕上がりとはなりませんでした。
問題点の考察
これらの問題から、以下の点が課題として挙げられます。
芯材の幅: 芯材の幅が、製品の形状や折り込み部分のスペースに合致していないことが、波打ちの原因の一つと考えられます。
芯材の材質: 芯材の幅というより、同素材を芯材にすることが適していない可能性も考えられます。
今後の改善策
現在の状況を踏まえ、以下の改善策が考えられます。
芯材の幅の再検討: 芯材の幅をさらに細くする必要があります。
芯材の材質の変更: より柔軟性があり、形状保持性に優れた材質の芯材に変更することで、改善が見込める可能性があります。
まとめ
試作品の製作段階において、芯材の幅や材質が製品に大きく影響するのは明らかです。今後、芯材を使用する場合は最適な芯材を選定し、完成度を高めていく必要があります。

あと四、五回で作業完了目前の状態

内側から外側に折り返し -その5-
目標達成まであと少しです。外側の折り込み作業も残すところわずかとなりました。最終段階は特に難しい作業はありませんが、完成への期待感から焦りが生じる可能性もあります。深呼吸をして、一つ一つの工程を丁寧に進めていきましょう。

内側から外側に折り返しの作業完了

内側から外側に折り返し -その6-
作業の難易度と楽しさ
コツさえ掴んでしまえば、この作業は非常に簡単で、誰でも楽しめるでしょう。
Store.Alaudae.JPでは、この作業を特に楽しい工程だと考えています。マス目分の高さに編み込み、内側から外側に折り返すという一連の流れが、作り上げる喜びを大きくしてくれるからです。
残りの作業
ここまで進めば、あとは一番下の底面部分まで編み込んでいくだけです。ゴールは目前です!
トップ部分の外側折り込み:全体画像
完成したマチ部分の様子
完成したマチ部分の様子
完成した横部分の様子
完成した横部分の様子
完成した横とマチ部分の外観
完成した横とマチ部分の外観
作業は完了に近づいています
作業は完了に近づいています
作業完了の状況
作業完了の状況
  • 完成したマチ部分の様子
  • 完成した横部分の様子
  • 完成した横とマチ部分の外観
  • 作業は完了に近づいています
  • 作業完了の状況

「試作捌(八):7マス」のトップ部分

仕上げの未熟さ -その1-
「試作捌(八):7マス」のトップ部分の完成画像を新たに追加しました。
「試作捌(八):9マス」と同様に、編み込み部分を隙間なく仕上げるためには、一定の力加減が求められます。しかし、その力加減が難しく、内側の二枚重ねの素材が綺麗に重ならず、ズレが生じてしまいました。
この結果は、まだ十分な仕上がりとは言えず、力加減に左右されないシームレスな仕上がりが理想であることを改めて認識しました。

「試作捌(八):7マス」のトップ部分

仕上げの未熟さ -その2-
本作品は、真上から観察することで、その構造的な問題点がより明確になります。上部が内側から外側に向かう際に、一定方向への力が加わった結果、各パーツが本来の位置から変位している様子が見て取れます。この変形は、隙間なく仕上げようという意図から、過度に力が加えられたために発生したと考えられます。もし、この部分が真上から見て、各パーツが理想的な位置関係を保ち、立体的な美しさを実現できていれば、制作過程における達成感は格段に高まったことでしょう。

上部から下部底辺の編み込みについて

底辺まで編み込み
この段階まで、さまざまな課題や発見があったことと思います。その作業行程を理解し、上部から下部底辺の編み込みを始めましょう。
編み込み方法の検討
今回の作業は、上部から下部底辺まで編み込みを進めていきます。しかし、製作した試作品が手元にない為、記憶と画像を頼りに作業内容を思い出してます。私の記憶では、この作品では、二マス目まで内側の素材に挿入し、その後は二マス目分を組み込みだけで進め、次のマス目あたりで再び内側の素材に挿入するという方法をとっていました。しかし、この方法が最も理想的なのかどうかは、まだ十分な経験がないため、断言できません。
自由な発想で編み込みに挑戦
そのため、この部分の編み込みに関しては、あなた自身のアイデアを積極的に取り入れて、自由に編み進めていくことを提案します。
例えば、
・上部を外側に折り込んでから、そのまま下部まで内側の素材に挿入せずに編み込んでしまう
・二~三マス目分を組み込んでから、次のマス目で内側の素材に挿入することを繰り返す
など、さまざまな方法を試してみてください。
作業手順の考え方
あくまでも、上記は最低限の作業手順です。完成イメージを膨らませながら、あなた自身の感性で作業を進めていくことが大切です。
まとめ
この作業を通して、より完成度の高い作品を作り上げられるよう、ぜひ挑戦してみてください。
底辺まで編み込んで行く状態
底辺まで編み込み: 1
底辺まで編み込み: 1
底辺まで編み込み: 2
底辺まで編み込み: 2
底辺まで編み込み: 3
底辺まで編み込み: 3
底辺まで編み込み: 4
底辺まで編み込み: 4
底辺まで編み込み: 5
底辺まで編み込み: 5
底辺まで編み込み: 6
底辺まで編み込み: 6
底辺まで編み込み: 7
底辺まで編み込み: 7
底辺まで編み込み: 8
底辺まで編み込み: 8
底辺まで編み込み: 9
底辺まで編み込み: 9
底辺まで編み込み: 10
底辺まで編み込み: 10
  • 底辺まで編み込み: 1
  • 底辺まで編み込み: 2
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  • 底辺まで編み込み: 7
  • 底辺まで編み込み: 8
  • 底辺まで編み込み: 9
  • 底辺まで編み込み: 10

外側組み込みの作業終了

外側部分の終了
画像のように、作品の底辺部分まで編み込みが完了したでしょうか。この工程は、作品全体の基盤となる部分を編み上げる大切な作業です。
この段階で、作品製作の第一歩が大きく進んだと言えます。
人によっては、この時点で一旦作品を完成させ、次の作品制作に繋げたいという気持ちになるかもしれません。あるいは、今回の作品をより理想的な形に近づけるために、新たな課題を見つけるきっかけになるかもしれません。
いずれにしても、この作業を通し、作品制作の楽しさや奥深さを実感できたのではないでしょうか。
この工程で、特に難しい点はなかったかと思います。編み物に慣れていない方でも、手順を一つ一つ丁寧に進めることで、ここまで完成させることができるはずです。
また、編み始めには長く感じられた材料の長さも、ここまで作業を進めることで、十分な量であることが確認できたと思います。素材の継ぎ足しをすることなく、作品を完成させることができるでしょう。
次の工程で、作品の底辺下部を仕上げてしまうことで、作品全体の立体感が生まれます。この作業を終えれば、作品本体の完成です。
ご自身のペースで、編み物を楽しんでください。
外側部分完成の状態
外側部分完成の状態: 1
外側部分完成の状態: 1
外側部分完成の状態: 2
外側部分完成の状態: 2
外側部分完成の状態: 3
外側部分完成の状態: 3
外側部分完成の状態: 4
外側部分完成の状態: 4
  • 外側部分完成の状態: 1
  • 外側部分完成の状態: 2
  • 外側部分完成の状態: 3
  • 外側部分完成の状態: 4
この工程の次のステップに進みましょう。