菱形格子 ◇若苗色X深緑パールW21◇ 試作柒9マス
💎【試作品】フォルトゥナパール 21mm幅:光沢と幾何学模様を纏うバッグ
- この作品は、シルクのような滑らかな手触りと真珠のような上品な光沢が特徴の「フォルトゥナパール(21mm幅)」を贅沢に使用した試作品です。
本体は、素材の美しい風合いを最大限に引き立てるため、菱形格子、ハーリキンチェック、ダイアゴナルチェック(市松格子)といった緻密で複雑な幾何学パターンで表現されています。
🌟 デザインと独自の工夫
【本体設計】
- 素材: フォルトゥナパール 21mm幅
- サイズ: ヨコ10マス × マチ5マス × タテ9マスで設計。21mm幅の素材感を生かしつつ、使いやすいバランスを追求した寸法です。
- デザイン: 光沢感のある素材が、幾何学模様を際立たせ、見る角度によって様々な表情を見せます。
【独創的なオリジナルハンドル】
- このハンドルは、「手芸すとあ☆あらうだえ」の独自アイデアが満載されたオリジナル仕様です。
- 編み方: フォルトゥナパール3mm幅を12本使用して編み上げています。
- 独自の工夫: ハンドルをチューブに編み付けるなど、これまでにない独創的なアイデアを採用し、細部にまでこだわり抜いています。
- 仕様: 全長52cm。8箇所をカシメで固定していますが、そのカシメ留め部分を装飾で覆い隠すなど、細部にわたる工夫でデザイン性を高めています。
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色番号001F-21041, 001F-21045
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カシメ隠し固定 (八箇所)
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ハンドル芯特殊耐寒チューブ
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横 x 奥行 x 高 (cm)30 x 15 x 27
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持ち手の全長 (cm)52 / 40 (持ち手部分) / 1.1 (外径太さ)
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重量 (g)549
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材質ポリプロピレン100% / PVC / 真鍮
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製作時間本体部分約24時間 / ハンドル部分約34時間
類似デザイン
試行錯誤の末にたどり着いた解答:試作柒(なな)9マスの完成
- 「パール試作壱」以来、「試作壱〜四」と様々なバッグを試作してきましたが、どれも細かい欠点や難点が残り、心から満足できる仕上がりにはなりませんでした。そこで、今回の試作柒(なな)シリーズでは、これまでの課題を根本から解決するため、編み図から徹底的に見直し、修正を加えてこの試作品を完成させました。
編み方の進化:完成度へのこだわり
- 以前「パール試作四」で試みた、素材の長さを最初に算出し、内底面から編み始め、縦トップで外側に折り返し、外底面でまとめる手法は、効率的ではありました。しかし、底面の内側と外側の両方を完全な市松格子や菱形模様で仕上げることができませんでした。
- 部分的に素材を注ぎ足す「パール試作壱〜弐」の方法なら可能ですが、それでは技術的な進歩がなく、製品として販売できる形ではないと判断。今回はその手法を採用しないという決断をしました。
ハンドル:機能性と最適なサイズ
- 持ち手(ハンドル)には、「パール試作伍〜陸」で確立した12本丸編みを採用しています。特筆すべきは、冬季の利用も考慮し、-10℃まで耐えられる耐寒チューブを芯として組み込んだ点です。これにより、季節を問わず一年中安心して使用できます。
- この持ち手は「試作柒12マス」のものよりも細く、長さは40cmです。これは「試作柒6マス」と「12マス」の長さの中間(±10cm)にあたる、バランスの取れたサイズです。
残材活用と環境への配慮
- 両面カシメ(金具)の部分を「フォルトゥナパール」の飾りで覆い隠す方法には、単なる装飾以上の意味があります。これは、切れ端の残材を捨てずに、繋いで幅広にしたり、細いヒモ状に変えて利用したりする「素材を無駄にしない」アイデアでもあり、プラスチックゴミ問題への配慮も兼ねています。
丈夫さと手入れのしやすさ
- カシメに使われている真鍮以外の素材は、ポリプロピレン100%とPVCです。そのため、汚れた場合でも直接水洗いやアルコール除菌で拭き取ることが可能です。よほど手荒な扱いをしない限り、耐久性についても心配ありません。
- 総重量は約549gですが、このサイズで軽いか重いかは判断が難しいところです。しかし、気軽にワンランク上のオシャレを楽しむため、そして何より非常に丈夫な構造であることを考慮すれば、妥当な重さだと納得しています。
今後の展開とフィードバック
- 今回製作した「試作柒6マス、9マス、12マス」の試作柒シリーズは、販売を目的としていません。宣伝を兼ねて、運営者本人やその家族が実際に使い込み、耐久性や不具合を直接確認します。その使用感をウェブ上のブログなどで報告し、今後の製品開発と改善に役立てていく予定です。
製品コード: FMW21-CLT07M9 / 制作数: 1点のみ