◇藍墨茶x白W21,柿色x薄青W10◇ ワイドミックスパール試作壱
🎨【試作品】フォルトゥナパール:幅と色をミックスしたトート
- この作品は、フォルトゥナパールの異なる幅とカラーをミックスして編み上げた試作品です。
シルクのような滑らかな手触りと真珠のような美しい光沢を持つフォルトゥナパールを使用し、色の深みと編み目のリズムを生み出すことにこだわりました。
🌟 本体の素材とデザイン
- ベースカラー: 21mm幅の「あいすみちゃ(藍墨茶)」と「しろ(白)」の2色を使用。
- アクセントカラー: 21mm幅のバンドを約10mm前後に割いた「かきいろ(柿色)」と「うすあお(薄青)」の2色をミックス。
- 特徴: 幅の異なるバンド(約21mmと約10mm)と、計4色のカラーを組み合わせることで、豊かな風合いと独特の編み目を表現しています。
👜 ハンドルの仕様
- 素材: 既製品の合成皮革(レザー調)ハンドルを使用。
- 仕様: 全長約55cm、幅約1.8~4cm。
- 固定: φ9 と φ12 の2種類の両面カシメでしっかりと固定し、本体とのデザインバランスと耐久性を確保しています。
-
色番号001F-21022, 001F-21025, 001F-21005, 001F-21049 / ハンドル:カーキ
-
カシメφ9両面, 色: シルバーアンティック / φ12両面, 色: イブシ
-
横 x 奥行 x 高 (cm)36.5 x 12 x 23
-
持ち手の全長 (cm)55
-
重量 (g)338
-
材質ポリプロピレン100% / 合成皮革 / 真鍮
初挑戦の試み:ワイドミックスパール試作壱の検証
- この試作は、初めて「フォルトゥナパール」素材を使用し、約37cm x 29cmという大きさに挑戦した作品です。
サイズと色の難しさ
- 目標: 15mm幅以外の素材を混合させ、色の組み合わせも他の試作品と被らないように意識しました。
- 結果(形状): バッグのカタチ自体は良い感じに仕上がりました。
- 結果(色): しかし、色の組み合わせについては「微妙」という評価もありました。色は人によって感じ方が大きく異なるため、最適な組み合わせを見つけることの難しさを改めて痛感しました。
製作過程のこだわり
- 製作が終盤に差し掛かったとき、一本だけ素材の長さが足りなくなるという事態が発生しました。一瞬、継ぎ足しで完成させようかと考えましたが、「最初から中途半端な完成度は許されない」と気づき、短い材料は取り外し、新しい素材をきちんと追加して完成させました。
ハンドルの工夫と反省点
- 持ち手(ハンドル)部分には、INAZUMAの合成皮革YAK-5502を使用しました。
- 色選び: 全体的なバッグのイメージから、「うすあお」の類似色が似合うだろうと考え、カーキ色をハンドルに選びました。
- 裏当てのカスタマイズ: ハンドルの裏当てには、オシャレなポイントだった丸みどりの合成皮革を剥がして利用しました。また、予め付属していた足折れ金具は使用せず、φ12両面カシメ1個とφ9両面カシメ2個で留めて、より丁寧な仕上げを目指しました。
- 最大の反省: 残念なことに、ハンドルの取り付け位置を間違えてしまいました。ハンドルで見え隠れする針穴程度の印が見えてしまい、非常に残念に思っています。
今後の課題
- ハンドル位置の失敗をはじめ、このワイドミックスパール試作壱には、まだ多くの改良の余地があることを示しています。今回の反省を活かし、未熟な仕上げ技術を今後さらに高めていきたいと思っています。
- この試作品は1点のみを作製しました。
製品コード: FMWX-T001